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EJU(日本留学試験)〜数学コース2〜

執筆者の写真: Tokyo CocoroTokyo Cocoro



こんにちは!東京こころ日本語学校の進路指導担当です。


今回は、EJU(日本留学試験)における数学コース2の受験についてブログで共有したいと思います。


多くの大学では、外国人(留学生)を対象とした入学試験を行っています。書類審査や学力検査、面接の他、EJUの受験を求める学校もあります。日本の大学の60%以上にあたる479校、国立大学においてはほぼ全ての大学が入学選考にEJUの成績を利用しています。数学に関しては、国公立大学の高度な数学を必要とする理学部や工学部の多くが、数学コース2の受験を課しているので、今回は数学コース2について所感を伝えたいと思います。


出題内容には偏りなく高校数学から出題されています。極端に難しい問題は出題されていませんが、試験時間80分の中で8つの問題(平均して1問10分)に解答するには、確実な計算力が必要です。そのためには、日頃から数多くの問題(教科書の問題、過去問、模試問題等)を繰り返して解いていくことが必要です。一回目で解けない問題は解説を理解して、2回目から解けるように解き方を身につける必要があります。最初に答えを知ったうえで、答え→問題のロジックを理解&説明できることも大事かと思います。


また、試験本番の臨み方についても、個人的には、下記のことを心がけています。


  1. 問題を解く前に一度全ての問題に目を通して、自分の確実にできる問題あるいはできそうな問題から手をつけていくこと。

  2. 問題をちょっと考えてみても解法がわからなければ、後回しにする。これは普段練習してこなかった問題パターンの可能性が高いため。試験は時間との勝負なので、できない問題に時間を取られると、本来できるはずの問題が解けなくなる。

  3. 時間が余ったら、後回しにした問題をもう一度考えて、解けそうならやってみるが、難しそうなら諦める。解いた問題を見直す。


そもそも日本の大学試験は、高い点を取る=ハックすると言える部分があると思います。時間との勝負でもあるため、問題を効率的に解いていく必要があります。そのためには、1に解いて、2に解く、3に解く。最初に述べたように、日頃から量をこなしていきましょう。勉強を定量化していくことで、試験問題という、そのものの解像度を上がっていき、解き方にも工夫や効率さが備わっていきます。まずは量です。


EJUは年2回しか実施されません。2026年に大学進学を目指す学生には、この少ないチャンスでものにしれくれたらと思います。

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