
こんにちは!東京こころ日本語学校の進路指導担当です。
今回は、N4~N3レベルの学生(主に東南アジア圏)に対して、これをやるだけでも全然違うよと、面接練習で私が学生に伝えていることをブログで共有したいと思います。
進学OR就職問わず、進路を実現するには面接という関門が存在します。第一言語ではない日本語でのコミュニケーション能力がチェックされるので学生達にとって非常に緊張するものです。もちろん大前提として日本語能力は最も大事な評価ポイントですし、希望先の学部研究や面接対策もできる限りしていきます。
しかし、相手は日本人、本人は留学生。この両者間の立場やメリデメを俯瞰して見ると、日本語能力と同じくらい大事な要素が見えてくると思います。
|第一印象
日本語能力という“能力”を測定する尺度が存在するように、相手に「第一印象を与える」ことは、立派な“能力“のひとつです。就職業界では、ドアを開けてから最初の挨拶までの3秒で合否を判断する材料となる「3秒ルール」と呼ばれる採用基準が有名です(東京こころ日本語学校の採用判断においても「3秒ルール」は理解し、心に留めるようにしています)。
少なくとも、第一印象は、「最初の判断」となるという事実を理解してもらうこと、イコールそれは最後まで尾を引くということです。この第一印象の重要さを理解してもらうよう説明しています。とにかく明るく笑顔でいきましょう。
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|質問をする
面接官「なにか質問はありますか?」
このように聞かれたら、必ず質問しよう、と伝えます。質問が“ある”ということが大事ではなく、質問を“捻り出す”という頭を使って考えるという行為が評価されるんだと本質的なことを伝えます。事前に質問する内容は用意しておいて損はないでしょう。
|ユーモアを持つ
日本での生活や、大変だったこと、頑張ったことなど聞かれると思いますが、エピソードの内容のクオリティと同様に聞いている相手が笑顔になって終わらせることの大事さを学生に伝えています。辛かった話や、失敗談などのエピソードも最後にユーモアで終わらすことによってポジティブな人間性であることをアピールできます。
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|最後に
2025年1月、コロナ禍を終え留学生の受け入れが回復した今、一都三県の進学競争率が過去に比べ激しくなっていると感じます。東京こころ日本語学校で日本語を学んだ後は、専門学校、大学、大学院への進学や就職あるいは帰国など、卒業後の出口は多岐にわたります。そのため、本校では、学期毎に個別面談を実施し、それぞれの適性や希望、専門性を活かして、満足のいく進路が実現できるよう、校長自身が指揮を執って、丁寧かつ親身なサポートに臨みます。
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